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マーケティングの本当に重要なポイントを押さえてください。

リスナーの皆さん、こんにちは!「マーケティング入門講座」、ナビゲーターのさいとうです。
マーケティング専門家のかねだです。 さいとうさん、もし「手元の5万円を元手に、7年で7億円の資産を作れる」っていう…まあ、そんなビジネスモデルがあるとしたら、どう思いますか?


7億円ですか!?正直、何か…うーん、裏があるんじゃないかと疑ってしまいますね(笑)。
でも、今日のテーマはそれなんですよね?


はい。今回はですね、一見すると夢のような話を、非常に現実的で…ええ、再現性の高いマーケティング戦略として解説します。
へぇー!


この手法の核となるのは、あの、私たちが普段戦っているデジタルの世界から、ほんの少しだけ視点をずらすことなんです。
視点をずらす、ですか。 詳しく教えてください。


キーワードは「穴場ビジネスの見つけ方」です。
穴場ビジネス。


SNSやネット広告で激しい競争が繰り広げられている市場ではなく、ウェブ化が遅れている地域密着型の実業、例えば…そうですね、便利屋さんや不用品回収、庭の手入れといったサービスに注目します。
なるほど。でも、そういったビジネスチャンスって、どうやって見つけるんですか?何か最新の分析ツールとかを…使うのでしょうか。


それが、驚くほどアナログなんです。
アナログ?


使うのは、なんと「タウンページ」。
ええっ、タウンページ!?


そうなんです。そこに掲載されている、客単価がまあ1万円から3万円くらいのサービスをヒントにするんです。
はぁー、なるほど。


これらの多くは、ウェブサイトはあっても、マーケティングの観点から見ると、もう改善の余地だらけ。まさに「眠れるお宝」なんですよ。
タウンページが宝の地図になるなんて… 面白い発想ですね!お宝を見つけたら、次は何をすればいいんですか?


次はですね、競合のウェブサイトを徹底的に分析して、彼らが提供できていない情報とかサービスをすべて洗い出します。
うんうん。


そして、それら全てを網羅した「究極のランディングページ」を、たった1枚だけ作るんです。
究極の。


ええ。イメージとしては、地域中のレストランの美味しいところだけを集めて作った、最強のコースメニューみたいなものですね。
なるほど!お客さんが求める全ての答えがそこにある、っていう状態を作るわけですね。作ったページはどうするんですか?


5万円ほどの、まあ少額予算でインターネット広告を出して、テストします。
はい。


この手法のすごいところは、驚くほど低い広告費で問い合わせが来ることです。
へぇー!


そして、ここからがポイントなんですが、依頼された作業を自分でやる必要は、ありません。
え、やらなくていいんですか?


はい。
おお。


地域の専門業者さんを見つけて、仕事を発注するんです。
ふむふむ。


自分はマーケティングと、まあお客様との窓口に徹して、手数料を得る「マッチングモデル」ですね。
ああ、なるほど!


つまり、あなた自身に特別なスキルは必要なく、「集客の司令塔」になるだけでビジネスが成立する、と。
それなら、誰でも始められそうですね!


そうなんです。
でも、かねださん。そんなに上手くいくなら、すぐに真似されちゃうんじゃないですか?


鋭い指摘ですね。まさにその通りで、このモデルは簡単に模倣されます。
ですよね。


しかし、模倣者を寄せ付けない、強力な「防御壁」があるんです。
ほう。


それが「ストーリー」と「信頼の積み重ね」です。
ストーリーと信頼、ですか?


ええ。
はい。


なぜ自分はこの事業をやっているのかという「想い」をストーリーとして語ること。
うん。


そして、施工事例の紹介など、ホームページを地道に更新し続けること。
ああー。


この人間的な温かみとか、誠実さが、単なる表面的な模倣者との決定的な差を生んで、顧客の心を掴むんです。
なるほど…。


ええ。
テクニックだけでなく、その事業への「想い」こそが、最終的な差別化になるんですね。


そういうことです。
そして、このビジネスは最終的に売却することも視野に入れているんですよね?


その通りです。
はい。


そして面白いことに、買い手は遠くに探す必要はありません。
そうなんですか?


あなたが仕事を発注し続けてきた業者さんが、「その集客力ごと、事業を買いたい」と、こう申し出てくれることが多いんです。
うわー!


まさに、完璧な出口戦略と言えます。
入口から出口まで、本当によく考えられた戦略ですね…。5万円から始められるっていう手軽さも含めて、多くの人にとって希望になるお話でした。


ええ。派手なSNSマーケティングにちょっと疲れたな、という人にとっても、新しい可能性を示してくれるモデルだと思います。
それでは、最後にリスナーの皆さんへ、私たちからの問いかけです。


あなたの身の回り、あるいは地元のタウンページに載っている「当たり前のサービス」を思い浮かべてみてください。
はい。


その中で、もしウェブの力を使えば、もっと多くの人を助けられる、もっと便利にできると感じるものは、何でしょうか?
もしかしたら、その小さな気づきが、次の大きなビジネスチャンスの始まりかもしれませんね。本日はありがとうございました。


ありがとうございました。