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マーケティングの本当に重要なポイントを押さえてください。

「マーケティング入門講座」、ナビゲーターのさいとうです。
マーケティング専門家のかねだです。さいとうさん、最近、順調ですか?


かねださん…。それが、あの、毎日必死に頑張っているはずなのに…
ええ。


なんだかずっと同じ場所を、こう、走り続けているような、そんな感覚なんです。
あー、よく分かります。多くの人が「忙しいのに、成果が出ない」っていう壁にぶつかりますからね。


はい…。
でも、もしその頑張りを、えー、半分にして、成果を倍にする方法があるとしたら…


え?
知りたくないですか?


え、そ、そんな方法があるんですか?ぜひ知りたいです!
その鍵こそが、今日のテーマである「仕組み化」なんです。


仕組み化…。なんだか、すごく大きな話に聞こえますね。
うーん。


私のような、こ、個人でも関係あるんでしょうか?
もちろんです。全然、難しく考える必要は全くありません。


はい。
「仕組み化」っていうのは、要するに「最強のレシピを作る」ことなんですよ。


レシピ、ですか?お料理の?
ええ。例えば、料理のプロじゃなくても、レシピ通りに作れば…


うんうん。
誰でも美味しいハンバーグが作れますよね。仕事も全く同じで、


はい。
「いつ、誰がやっても、そこそこの結果が出る」っていう、その手順書を作ってしまうんです。


なるほど!自分の才能とか…
そうそう。


その日のやる気に左右されない状態を作る、ということですね。
その通りです。で、重要なのは、100点満点の完璧なものじゃなくていい、っていうこと。


あ、そうなんですか。
60点でいいんです。


60点。
60点の成果を、誰でも安定して出せるようになること。これこそが、事業を大きくする秘訣なんです。


でも、あの、私の仕事は毎回違うお客様に対応するので、
ええ。


単純なレシピにはできない気がします…。
そこが面白いポイントでして。


はい。
どんな仕事も、実は2つの種類に分解できるんですよ。一つは、毎回頭をひねる必要がある「クリエイティブ系の仕事」。


ふむふむ。
で、もう一つは、実は毎回同じことの繰り返しである「作業系の仕事」です。


クリエイティブ系と、作業系…。(pondering)
はい。例えば、お客様への提案内容を考えるのはクリエイティブですよね。


ええ。
でも、その後の見積書作成とか、メールの定型文、アポイントの調整といった部分は…


ああ、はいはい。
ほとんどが「作業」ですよね。この「作業系」の部分を、徹底的に仕組み化するんです。


ああー!言われてみれば、「あー、これ、またやらなきゃ…」って、
うんうん。


ちょっと面倒に感じるのって、そういう作業系の仕事が多いかもしれません。
まさに!その「面倒くさい」という感情こそ、


はい!
「仕組み化」への最高のスタート合図なんです。面倒だと感じたら…


へぇー!
「よし、宝物を見つけた!」と思ってください。


面倒なことが宝物、ですか。なんだか、明日からの仕事が少し楽しくなりそうです。
その面倒な作業をレシピ化するためにですね、


はい。
絶対に守るべき、4つのシンプルなルールがあります。


4つのルール、ぜひ教えてください。
はい。一つ目、「才能を求めない」。誰にでもできる簡単なステップにすること。二つ目、「情熱を求めない」。モチベーションが低い日でも機械的にこなせること。三つ目、「記憶に頼らない」。必ずチェックリストに落とし込むこと。


うんうん。
そして四つ目、「一度で完璧を求めない」。まずは作ってみて、走りながら改善していくことです。


なるほど…。特に「記憶に頼らない」っていうのは、うーん、耳が痛いです。
あー。


いつも「あれ、何するんだっけ?」って思い出すことに、すっごく時間とエネルギーを使っていました。
そうなんです。その「思い出すためのエネルギー」こそが、一番もったいない。


うーん…。
そのエネルギーを、会社の未来を考えるとか、新しい企画を練るとか、


はい。
本当に価値のある、その、クリエイティブな仕事に使うべきなんです。


今日の話は、もう、本当に目から鱗でした。
おお。


忙しさに追われるんじゃなくて、賢く楽をするための仕組みを作る。
ええ、ええ。


その視点が、私には全くありませんでした。
仕組みは、あなたを楽にさせるだけじゃなくて、


はい。
あなたの価値を最大化してくれる、最強のパートナーになりますから。


かねださん、今回も本当にありがとうございました。
こちらこそ。では最後に、リスナーの皆さんにも、


はい。
一つ、問いかけをさせてください。


あなたが毎日やっている仕事や家事の中で、
ええ。


「正直、これは面倒くさいな」と感じる作業は、何ですか?
そして、もしその作業を、たった3つのステップからなる「ミニレシピ」にするとしたら、


はい。
その最初の3ステップは、どんな内容になるでしょうか?


ぜひ、少しだけ時間をとって、考えてみてください。
それでは、また次回お会いしましょう。
